ムダな配信を見つける
今のエンコードを元映像と比べて、画質をスコア化。基準を大きく超えている作品と、そのデータ量が分かります。
動画配信事業者・放送事業者向け
全作品を同じ設定でエンコードしていませんか。作品によっては、必要以上のデータを配信しているかもしれません。hls.aiは、決めた画質基準を満たす最小のエンコードを作品ごとに探し、結果を検証します。
VOD・見逃し配信 · 自社環境で動作 · 数本の作品から開始
4本の検証映像で、映像データを削減
VMAF 95を目標にしたHEVCと、固定設定のH.264を比較
映像ごとの削減率は、H.264比で44〜61%、固定設定のHEVC比で40〜59%。
結果は映像によって変わります。まずは自社の映像で。
配信コストが膨らむ理由
同じ画質に見せるのに必要なデータ量は、作品ごとに大きく違います。設定が一律だと、圧縮しやすい作品は画質基準を大きく超え、その分のデータを再生のたびに配信することになります。hls.aiはこの差を測り、削ります。
こんな状況はありませんか。
ひとつでも当てはまれば、削減の余地があるかもしれません。
今のエンコードを元映像と比べて、画質をスコア化。基準を大きく超えている作品と、そのデータ量が分かります。
決めた画質目標を満たす最小のエンコードを、作品ごとに自動で探します。画質が落ちやすい場面には下限を設定。出力は標準的な動画なので、専用プレーヤーは不要です。
結果はすべて、比較動画・フレーム単位の画質スコア・処理時間つき。削減と画質のバランスを、自社のチームで判断できます。
01 / 技術の仕組み
基準は自由に決められます。hls.aiが作品ごとに最適な設定を探し、元映像と比べて確認します。
維持したい画質スコアと、画質が落ちやすい場面の下限を決めます。比較の基準は、今のエンコードです。
試しにエンコードして、画質を測る。これを5〜6回繰り返して、目標を満たす範囲でいちばん小さくなる設定を見つけます。長尺の作品は全編ではなく、短いサンプル(標準で5秒×4か所)だけで探索。全編のエンコードは最後の1回です。
完成したエンコードを、元映像とフレーム単位で比較。データ量、画質スコア、下限に近かったフレームをレポートします。
長尺の作品
2時間の作品には、圧縮しやすい場面と難しい場面が混ざっています。作品全体を1つの設定にすると、いちばん難しい数分が全体のビットレートを決めてしまいます。そこで長尺の作品では、チャンクごとに最適化します。場面ごとに、画質基準を満たす最小のエンコードを選ぶ。キーフレームの間隔は今のHLSパッケージャーに合わせるので、セグメントもプレーヤーもそのまま使えます。
このページの検証映像は1ショットの短い映像なので、掲載している結果は作品単位のものです。長尺での効果は、評価の中で、実際の作品を使って測ります。
エンコードにはx265、画質評価にはlibvmaf(VMAF)を使っています。掲載している結果は、HEVC・元解像度の最上位レンディションのものです。コーデック、設定、ラダーの構成は評価ごとに決め、すべてのレンディションでキーフレームの間隔を揃えます。静止背景の再利用や領域別フレームレートといった前処理の研究は、技術評価にまとめています。
02 / 実際の映像による検証結果
固定設定をやめて画質目標に合わせると、4本の映像でデータ量が44〜61%減りました。まずは比較動画をご覧ください。
基準映像のデータ量
10.096 MB画質目標エンコードのデータ量
4.218 MB実測データ削減率
58.2%1回の再生で減る映像データ
5.877 MBスタジオトーク(1080p・18.5秒)の映像全体で測定。基準はH.264 medium CRF 20。画質目標側はHEVCで、平均VMAF 95以上を保つ設定を自動で選んでいます。平均VMAF:95.88 → 95.56。
目標は、平均VMAF 95以上、かつフレームの95%が92以上。基準はH.264 medium・CRF 20です。HEVC比の列は、全作品を同じ設定(slow・CRF 20)にしたHEVCとの比較です。
| 映像 | 長さ · 解像度 | 基準 · H.264 | 画質目標 · HEVC | H.264比 | 固定設定のHEVC比 | 平均VMAF | 比較 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| スタジオトーク | 18.5秒 · 1920 × 1080 | 10.096 MB | 4.218 MB | 58.2%削減 | 47.6%削減 | 95.88 → 95.56 | 見る |
| バスケットボール | 26.4秒 · 2048 × 1080 | 25.089 MB | 10.457 MB | 58.3%削減 | 53.3%削減 | 97.44 → 95.15 | 見る |
| 夕日のアクション | 5.6秒 · 1920 × 1080 | 9.060 MB | 5.112 MB | 43.6%削減 | 39.9%削減 | 97.36 → 96.09 | 見る |
| 花火 | 13.8秒 · 2048 × 1080 | 34.154 MB | 13.198 MB | 61.4%削減 | 58.5%削減 | 99.87 → 97.39 | 見る |
| 4本の合計 | 64.3秒 | 78.399 MB | 32.985 MB | 57.9%削減 | 53.4%削減 | — | 詳細 |
この比較は、同等画質での比較ではありません。画質目標側のVMAFは、基準より0.3〜2.5ポイント低くなっています。H.264比の削減率には、H.264からHEVCへの変更、低速プリセット、画質目標を超えた分のカット、の3つの効果が含まれます。固定設定のHEVC比は、同じコーデック・同じプリセットのまま、設定を作品ごとに選んだ効果だけを取り出した数字です。こちらも固定設定側のVMAFが97〜99.9と高く、同等画質での比較ではありません。使っているのは標準的なエンコーダー機能で、hls.aiは設定の選択と検証を自動化します。VMAFはNetflixが開発した画質評価指標ですが、あくまで自動評価です。比較動画で、ご自身の目でも確かめてください。
コーデックの比較や前処理の研究は、効果が出なかった実験も含めて技術評価に載せています。
03 / ジャンル別の検証
まずはカタログから代表的な作品を選びます。ジャンルごとに今のエンコードと比べ、画質と削減効果の両方を確認できた設定だけを採用します。
平坦な色面や止め絵が多く、実写より少ないデータで済む可能性があります。線画のにじみ、字幕、作画のタイミングが崩れていないかを確認します。
会話、暗いシーン、カメラワーク、アクションを分けて評価。顔や質感、演出としてのフィルムグレインを守りながら、削れる場面を探します。
スタジオ、テロップ、速い動きをそれぞれ確認。文字や動きが崩れるなら、今の設定を維持します。まずは録画・見逃し配信から始めます。
概算シミュレーション
配信量と単価を入れてみてください。入力値を掛け合わせただけの概算です。実際の削減率は、自社の映像で測るまで分かりません。
検証映像4本では、固定設定のH.264に対して44〜61%でした。すでに最適化済みの環境では、これより小さくなります。配信量に応じた課金を前提にした計算で、処理費用は含みません。
04 / 法人向け料金
基本の提供形態は、お客様の環境で動作するソフトウェアです。処理の運用を当社に任せるマネージド処理は、追加費用を伴う選択肢です。導入範囲と運用要件は、評価結果をもとに個別にご提案します。
評価ではMP4の比較動画と測定結果をご提供します。本番環境への組み込み、マネージド処理、HLSパッケージングの対応範囲は、導入前に個別に確認します。
01 / 初期評価
評価範囲を個別に相談
本格導入の前に、代表的な映像をお客様の既存エンコード環境と比較します。
02 / 有償パイロット
プロジェクト単位の固定見積もり
対象コンテンツ、画質目標、成果物、評価基準を事前に合意したうえで、検証プロジェクトを実施します。
03 / 本格導入
個別の年間契約
年間ソフトウェアライセンス、処理量に応じた料金、法人向けサポートをもとに個別にご提案します。
映像の長さ、解像度、出力本数、処理負荷、導入環境、サポート範囲をもとに見積もります。成果報酬を検討する際は、お客様の実際の配信単価で削減効果を算出し、追加の処理・保存コストを差し引きます。
上記の結果は検証映像でのデータ量削減であり、配信料金の削減を保証するものではありません。対象作品での画質・費用・運用要件を確認したうえで導入範囲を決定します。
共有可能な代表映像、現在のコーデックとエンコード設定、月間配信データ量、料金体系、画質要件をご用意いただくと、データ削減がコスト削減につながるかを評価できます。
視聴時間で課金されるサービスでは、ファイルを小さくしても直接の料金削減につながらない場合があります。本格導入の契約前に、技術面と費用面の両方で効果を確認します。
よくある質問
ありません。評価は自社環境の中で実行できます。共有できる映像がある場合は、こちらで処理することもできます。
映像の内容と、今のエンコード設定によって変わります。検証映像4本では、固定設定のH.264比で44〜61%、固定設定のHEVC比で40〜59%でした。すでに作品ごとの最適化をしている場合、削減幅は小さくなります。だからこそ、まず自社の映像で測ることをおすすめしています。
画質の基準は、導入する側で決められます。その基準を下回らない範囲で、いちばん小さいエンコードを探すのがhls.aiです。結果は、比較動画と画質スコアで確認できます。
FFmpeg、x265、libvmafといった標準的なツールの組み合わせです。作品ごとにCRFを二分探索し、VMAFの平均とフレーム別スコアで目標を満たしているかを確認します。独自コーデックではないので、出力は既存のプレーヤーでそのまま再生できます。
チャンク単位で最適化します。作品全体を1つの設定にすると、いちばん難しい場面が全体のビットレートを決めてしまうためです。キーフレームの間隔は今のHLSパッケージャーに合わせるので、セグメントの構成は変わりません。公開している結果は、短い映像を使った作品単位のものです。長尺での効果は、評価の中で実際の作品を使って測ります。
長尺の作品は、全編ではなく短いサンプル(標準で5秒×4か所)で探索します。試行エンコードの対象はサンプルだけで、全編のエンコードは最後の1回です。作品1時間あたりの計算コストは、評価の中で実際の作品を使って測ります。
ラダーの各レンディションを、キーフレームの間隔を揃えたまま、それぞれの画質目標に合わせて最適化します。掲載している結果は、元解像度の最上位レンディションのものです。評価では、まず最上位のレンディションから効果を確認します。
使えます。hls.aiが出力するのは標準的な動画で、HLSのパッケージング、ストレージ、CDNは今の構成のままです。選んだ設定を既存のエンコーダーに渡す方法は、評価の中で確認します。
公開している検証結果はHEVCによるものです。コーデックと設定は、再生端末の対応状況も踏まえて評価ごとに決めます。
現在の対象は、VODと見逃し配信です。ライブ配信については、チャットでご相談ください。
初期評価の範囲は、相談のうえで決めます。本格導入は、年間ライセンスと処理量に応じた料金です。検証済みの削減額に連動する成果報酬も相談できます。
なぜ作っているのか
チーム下田 昌平(代表・開発)、元木 靖史(商品開発・導入サポート)、任 弘毅(開発・サポート)
使っているツールFFmpeg、x265、libvmaf。独自コーデックではなく、標準的なツールの組み合わせです。
運営会社株式会社レシートローラー(2022年設立・長野県)
コーポレートサイト
まずは自社環境で
評価は、自社環境の中で実行できます。映像を外に出す必要はありません。共有できる場合は、代表的な作品が数本あれば十分です。結果は、比較動画と測定データでお渡しします。